月例墓所公開のおしらせです。
毎月第2土曜日に、大山巌墓所を御参拝の方に公開しております。
今月も、下記のとおり公開しますが、拝礼(墓前にて合掌するか低頭する)を拒否される場合にあっては、入門できません。門外から覗き見るだけにしてください。
2016年6月11日(土) 11:00~15:00
マルシェも同時開催します。
所在地
栃木県那須塩原市下永田1丁目
JR東北本線(宇都宮線)西那須野駅より約700メートル
*東北新幹線の那須塩原駅から在来線で東京方へ1駅もどるのが最速です
現地に駐車場はございません。
門扉の修繕費を、どうあってもNPOを経由せずに寄付したい、というある人物からの申し出によって墓所への課税問題を惹起したわけですが、そこに地元有志の一部が寄付の斡旋というカタチで関わっています。はじめから「絶対課税されないから大丈夫だ」という触れ込みでしたが、実際に渋谷税務署の担当窓口に相談した結果、NPOを経由しなければ贈与税の対象となるとのことでした。大丈夫だというのはウソだったわけです。
申告納税ですから、騙されて非課税だと思いこんでいたら、のちのち申告漏れの扱いになりますし、追徴課税なんてことにもなりかねません。そうなったら破産だし、医療費に事欠く事態に至れば、心臓病の私にとっては死を意味します。
地元有志の一部に、どこまでの悪意があったかはわかりませんが、少なくとも善意は微塵も感じられません。こうなった以上は、はっきり敵対するまでです。今後いろいろと妨害もしてくるでしょうが、墓所公開は粛々と実施して参ります。これまでだって、市役所による妨害は受けてきたわけですからね。
大事なおしらせ
大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、交通文化連盟にて受け付けております。現時点では、いっさい例外はございません。それ以外の窓口への寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。
なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。御協力くださる方は、下記口座へ
三井住友信託銀行松戸支店(店番329) 普通7698754
特定非営利活動法人交通文化連盟
ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。
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2016年6月度大山巌墓所公開のお知らせ
梅雨のいでたち
体力維持のため、いまも毎日ほっつき歩いてます。だいたい5kmくらい。
きょうは根津から上野公園あたりをまわってみました。
いよいよ梅雨入りで、雨対策を考えなきゃいけません。というのは胸に機械を植え込んでいるので、手を強く引っ張られると手術痕がパックリ口を開いてしまいます。なので風があるときは傘を手に持つのがアブナイのです。
ある程度は耐水性能を有するビニール製カメラバッグを買ってみたけれど、博物館の図録を入れるには小さすぎました。荷物を手に提げて持ち運ぶのは開胸手術をした影響で痛みを伴いますもので、大きめの肩掛け鞄にカメラを入れることを考えました。
まずは斜め掛けにしている鞄から。フランスのブランドなのだそうですが、同種の日本製品の半額くらいでした。粗悪というほどではないですが、高級感はありません。留め金がないので、ベルトでフタを閉じなければならず、使い勝手は良くありません。
図録の類いはA4なら充分入ります。ふだん使っている小さめのカメラは、別に買ってきたクッションの中におさめ、交換レンズも一緒に入れて、まだ余裕があります。ただ、ストラップをつけたままだと、おさまりがよくありません。カメラのストラップは脱着が容易でないので、工夫をしてあります。脱着が容易な吊り金具をカメラ本体との間に挟んでいるのです。
ストラップをはずすと、たいへんおさまりが良くなります。
こんな具合に、小さめカメラと図録も収まる鞄とで、たいがいの取材はこなせます。
高級感がないというのは、たとえば……一見すると肉厚で丈夫そうに見えますが、実をいうと分厚い皮を使っているんじゃなくて、二枚の革を縫い合わせてあるのです。そういうチープな部分が、あちこちに見えているからです。
チープといったら、海外通販で買ったインド製の鞄の方が顕著です。
フラップの裏側には布張りもなく、革は紙のように薄く、へなへななので使い勝手も良くないです。きょうは無理矢理に背負ってみたけれど、金具がもちそうにないので肩掛けにして、交換レンズをたくさん持っていきたいときのために、ふだん用と使い分けようかなと思っています。
大事なおしらせ
大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、交通文化連盟にて受け付けております。現時点では、いっさい例外はございません。それ以外の窓口への寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。
なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。御協力くださる方は、下記口座へ
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Fille fascinante










大事なおしらせ
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初代横浜駅だった桜木町駅

鉄道の創業を記念するモニュメントが桜木町にあります。

駅前というより、駅のわきとでもいうような、賑わいから離れたところに、ひっそりと佇んでいますので、わざわざ探して見に来るのでなければ気づかないような場所でした。

おおざっぱにいうと三角柱です。正面には、創業当時の駅舎が描かれています。

土台は、蒸気機関車の動輪を象っていました。

このモニュメントでは、新橋・横浜間の正式な開通ではなく、品川まで仮開通して営業運転を開始した日を初代横浜駅の創業の日と位置づけています。

仮開通のときの時刻表は、朝夕それぞれ一往復してオシマイです。これだと単線鉄道でも、すれ違いのための設備すら要りません。なにせ、行った汽車が帰ってくるだけですから。

開業当時に用いられたのと同じ双頭レールが、モニュメントの淵を飾っていました。

なにやら記念植樹でしょうか?

ほうほう、モレルの桜ですか。でも、隣の木の枝がおっかぶさって、可哀想なことになってますぜ。

おっかぶさっていたのは、キイチゴかぁ。この写真だと一つの枝に桜の葉とキイチゴの実が同居しているかのようですね。
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聖蹟は品川にも
きょうは梅雨の晴れ間で、汗ばむほどの陽気のなか、品川宿の跡を歩いてきました。

旧東海道です。いまはすっかり生活道路になっています。

ややこしいことに、JRの品川駅の南側に京急線の北品川駅がありまして、そこがかつての品川宿の北端あたりです。いまの品川駅は、かつての品川エリアには含まれず、むしろ高輪エリアに属していました。そんな事情から品川駅の南に北品川駅がありまして、そこから新馬場駅を経て青物横丁駅あたりまでが品川エリアでした。その真ん中辺に聖蹟公園があります。

この恰好でインド製カメラバッグを持ち歩くのは違和感ありますねw

品川宿本陣跡です。明治天皇の行在所になったから「聖蹟」なのでした。

遊具があって、子どもが集まる公園なんですが、奥の方にモニュメントがあります。

題辞は「御聖蹟」と、はっきり読めます。

しかし、碑文の方は、碑面が風化しちゃって読めません><

景仰聖徳と題した、公園の由来を記した碑です。こっちは読めるけど、風化しちゃってるのが本体で、こっちは添え物だしなぁ。

もうひとつ背の低い碑がありましたが、こんな状態では……

ま、夏草は茂るものです。山城めぐりなんかも雪さえなければ冬の方が良いです。草藪がなくて、落葉樹の葉が落ちて見通しが良くなりますから。
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6月11日墓所公開レポート
きょうは第二土曜日ですので、定例の墓所公開で那須へ行ってきました。
梅雨なのに、スッキリ晴れ渡りました。宇都宮からお越しの方、東京からお越しの方、千葉県からお越しの方など、お迎えしました。
このブログで書いた内容は地元勢にも伝わっているようですが、平穏無事に公開時間が過ぎていきました。ちょっと拍子抜けですw
さて、きょうは近頃出番が少なくなったミラーレス機を引っ張り出しました。やっぱりちゃんとした画が写りますねぇ。
きょう乗ったのは、やまびこ205号です。
色違いの車両が連結されています。
局部接写!
いつものより大きめのカメラを持ち歩くので、鞄もでかいインド製のにしました。
肩紐が余るのでガムテープで留めています。
クッションを噛ませないと、肩が凝ります。
クタクタなので下敷きを入れました。だんだん実用的になってきましたが、またしても運用上の問題が発覚したら、いよいよ匙を投げるかもしれませんw
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本の世界を彩ってきた挿絵画家たちの原画展

Facebookでフレンドになっていただいている長谷川正治画伯がおられました。やはり原画は良いですねぇ。やはり印刷モノとは違います。

新宿駅では新南口にバスタ新宿という新バスターミナルが完成してました。

まだ街路は一部が未完成でした。それにしても、こちらの御仁は仕事を選ばないのですね。こんなガテン系のお仕事もこなすとは!

こちらは長谷川画伯が常連さんになっている喫茶店です。最近、私も通い始めました。画伯と遭遇したことはありませんけどね。

私が注文するのは、たいがいクールキャットという名のアイスコーヒーです。

ここの店長さんは、ちょっとばかり毛深いです。

たまに店長さんには上から目線で見下されてしまうことがあります。

階段の下に隠れ家的スペースがあって、そこで寛いでいるところです。

よくブラッシングされているのでしょう、毛が落ちているのを見た事がありません。

まだ触らせてもらえませんので、根気よく通いたいと思います。
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まりあ観音
きょうは本降りになりました。やや風が強く、傘を持つ手が引っ張られると胸の手術痕がパックリ行ってしまうので、雨よけに麦藁帽子(農作業タイプ)をかぶっただけで歩きました。目的地は世田谷観音さまで、マリア観音が安置されていたのを思い出したからです。
隠れキリシタンが迫害されたのは維新後まで続いています。というか、明治初年における外交上の大問題だったりします。浦上四番崩れなんていう大事件が、象徴的な出来事でした。
紫陽花って日本原産なんですってね。円盤状に咲くガクアジサイの方が原種に近く、球状に咲く手毬花とも呼ばれるアジサイは園芸用に改良されたのだそうです。
狛犬さんが修復中でした。
水たまりが波立つくらいに風が吹いています。これくらい吹いていると、傘はコワイです。
阿弥陀堂の縁先は、まとまった雨が降ると池のような風情になるのですね。石橋のような敷石の表現が、グッと生きてきます。どんな天候でも楽しみがあるように工夫された庭なのでしょうね。うーむ。
御本尊である聖観音さまがおわす御本堂の、右脇にマリア観音さまがおられます。
隠れキリシタン云々は、歴史家としては保証いたしかねます。どうやら清朝の白磁じゃないかと思われまして、だとすると悲母観音像なのでしょう。ただ、信仰のうえで、隠れキリシタンがマリア様だと思って拝んでいたということはあるかもしれません。
いずれにせよ、作風からして日本の磁器には見えません。日本の隠れキリシタンが白磁のマリア像を自製したというのは無理っぽいからなぁ。
きょうは濡れる覚悟で、ビニール製のカメラバッグです。
これだけ降られると、中もちょっとは濡れてしまいますが、カメラは防塵防滴です。水濡れで修理代をかけるくらいなら、ちょっと高くても防滴性能つきが良いですよ。
さて、雨脚が弱まったので、帰りますね。
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渋谷・鹿児島・東郷

ここは城山公園です。名前のとおり、鎌倉時代に築かれたとされる早川城の跡です。流れがあるのは堀ではなくて、水田をつくるのに適したヤトという地形です。

細流を抱きかかえた谷間で、傾斜があるのは水を流すのに好都合でした。平地の微細な高低差のうえに水路をつくれるほどの灌漑技術がなかった頃には、ヤトを中心にして稲作集落を形成したのでした。

関東における中世の城跡ですから、石垣はありません。堀切と土塁で守られた、土の城です。

これが堀切。

これが土塁。

堀切と土塁に囲まれた主郭のなかに、物見台とされるマウンドがあって、その上に石碑が立っています。

立ち入り禁止のロープが張ってあるので、望遠レンズで狙ってみましょう。

東郷氏祖先発跡地碑
元帥伯爵東郷平八郎書

東郷元帥は、鎌倉時代に早川城を築いた渋谷氏の末裔とされているのです。

大山家は近江源氏佐々木氏の末裔とされていますが、系図は実に怪しげなものです。大山姓は遠い先祖が大隅の所領を追われて薩摩半島に逃れ、山川港に近い大山神社のあたりを開拓して定着したことからだそうです。行って見たいなぁ。
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虫の居所
きょうは、おしめり程度の雨でした。梅雨空にはアジサイが似合います。
府中市郷土の森博物館では、あじさいまつり開催中です。
屋外展示型博物館である郷土の森では、石塔など露天で置かれていたものは野外で展示されています。その野外も、ただの広場ではなく、水路もあれば田畑も民家もあり、辻に地蔵が展示されていたりして、本来のカタチに近い展示です。
この小路は水路わきにあって、水車小屋へと通じています。
辻には、人の背丈ほどもある石塔がたっています。庚申塔です。
土台の浮き彫りは蓮です。右側が蕾で、左側は葉を橫から見たところ。
土台石の上には見猿聞か猿言わ猿の三猿が彫ってあって……
三猿の上に青面金剛が彫られています。腹の虫が人間の所業を報告しに行く、その相手が青面金剛です。60日ごとに巡ってくる庚申の晩、寝ずに過ごせば報告されないというので、みんなで集まって寝ずに夜明かしをしたというのが庚申講です。講が6回開かれると、ほぼ1年です。
庚申信仰には、仏教のような慈悲とか功徳とか、そういった教義はありません。猿田彦神と習合したり、仏教寺院と習合したり、多様性があります。
小型の庚申塔が並んでいます。庚申講を3年で18回、あるいは6年で36回続けた記念に立てられることが多いです。ありふれたものですね。
いつしか迷信と看做され、すっかり廃れてしまいましたが、いまでも巣鴨の庚申塚には参拝に訪れる人がいます。
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茶の湯が沸く音から

ホルター心電図をつけて、24時間分のデータをとって、明日また通院です。

さて広尾病院からバスで渋谷に戻り、渋谷区松濤あたりまで歩きました。この一画に豪邸が並ぶ、超高級住宅街があります。

お屋敷町の真ん中に公園があります。

もとは紀伊徳川家の下屋敷跡で、肥前佐賀藩主だった鍋島家が維新後に敷地を取得、茶園をつくったのが松濤という地名のはじまりだそうです。

いまも湧水池があります。

松に濤(なみ)ですよね? 庭園を設計するとき意識していたのでしょう。あいにく水車が修理中で水面は波立ちませんが。水車を回すと波が立つんでしょうね。

公園が開設されたのは大正13年というから、関東大震災の復興ブームのなかでのことですね。地震に強い鉄筋コンクリートの建物が建ち始めた時期です。

昭和に入って東京市が西に拡大するタイミングで、鍋島家から東京市に公園は譲渡されたのだそうです。東京都から渋谷区に移管されたのちも、ちゃんと残しているのだなぁ。

この黄色い花はコウホネです。

ここから近い代々木八幡の傍に、かつてコウホネ川が流れていました。いまは暗渠にされたあげく、下水道にされてしまいましたが、童謡「春の小川」の舞台だとする説があります。このあたりにはコウホネがあったのですね。
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闇市の名残
きょうはホルター心電計を取り外すための通院日でした。無事にデータがとれているのを確認して、おとがめなしの無罪放免でありました。
通院のあと新宿駅東口の青梅街道の説明パネル展示を見に行きました……というのはタテマエでございまして、
久々の映画鑑賞(帰ってきたヒトラー)で歌舞伎町へ行ったついでであります。ヒトラーが死の寸前にタイムスリップして現代に現れるという荒唐無稽な筋立てですが、「おもしろうてやがてかなしき……民主主義」とでもいうような、最後には考えさせられちゃうオハナシでした。いい映画です。
で、青梅街道のことです。新宿の東口から西口へ、狭いガード下を抜ける歩行者専用通路があります。それが青梅街道の跡なのです。
もともとは江戸城建設のための石灰輸送路として開かれたのたそうです。
この絵図は南北が逆向きでして、下が北側です。で、次々とパネルを見ながらガードをくぐった先にはですね……
思い出横町と呼ばれる一画があります。
終戦直後の闇市の風情が、そのまんま残っています。
道がクランク状になってるのは、なにか理由があったのでしょうね。近年、この一画が火事で焼けて、いよいよ再開発かと思いきや、また元のようになりました。まるで終戦直後から何事もなく続いているかのような雰囲気がするのが不思議です。
飲み屋さんばかりでなく、定食屋さんもあります。
昼飯を食いそびれていたので、腹ごしらえです。650円でした。
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ボケ味とは
25mm f=0.95で、どれくらいボケるかというと、これくらい。

f=2.8 これだと、まあ普通ですよね。

開放だと、こんな具合です。尋常じゃない。

これもf=2.8まで絞って撮りました。

開放だと、こうですよ。

これも開放です。こんなにぼかす意味あるのかなぁ? 表現の多様性を広げてくれますが……

これも絞ってf=2.8。必要とあらばボケ味も出せる、そういう控えめな使い方がいいのかもしれませんね。
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むなしく空を切りました
いやぁ、見事な空振りです。まあ、こういうこともあります。
東横線で元住吉まで来ました。東急電鉄発祥の地という記念碑を訪ねてきたのですが、いまは日吉まで目黒線が複々線で並走しております。東横線は副都心線と乗り入れて、その先は東武線やら西武腺にも直通があります。また、目黒線は東京地下鉄(東京メトロ)南北線を経由して埼玉高速鉄道線まで直通があるほか、都営三田線とも直通しています。だから、この駅にいると、いろんな電車が入ってきて、いったい何線に乗っているのか混乱しちゃいますよ。
えーと、営団7000系だから有楽町線? いやいや、そんなはずは。あっ、副都心線か。
走る電車もカオスだけれど、駅前もカオスです。なぜブレーメンの音楽隊?
でも、ロバの足に触っていく人は見なかったけどなぁ。
うーん、ちょっとわかりにくい説明ですな。まあ、日独友好、今度はイタリア抜きでいきましょうね。あ、これ冗談ですから、冗談。
で、記念碑を探して、線路沿いに日吉方向へ歩きまして、ここらにあるはずなんですが?
東急教習所……ここです。この敷地内にあるとのこと。
えっ? 内向きに立ててあるんですか??? 一般人は見ること出来ない?
柵越しに見えたのは背面です。いやぁ、やられたなぁ。
仕方ないですねぇ。特別に許可を得ないと立ち入れないような場所には行きません。思いついたときにブラッと立ち寄れる史跡や文化財を御紹介しておりますのでね。素直に諦めますデス。はい。
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銭形平次の碑のうしろ
銭形平次は神田の明神下に住んでいたという設定です。架空の人物ですけれども、神田明神の境内には銭形平次の碑が立っています。まあ、洒落ですよ、洒落。で、その並びに洒落では済ませたくない「江戸国学発祥の地」という記念碑があります。
明神下から男坂の石段上りに挑みました。去年、猛暑の日に挑んで、だいぶ辛かったのが記憶にあります。きょうは猛暑というほどではないけれど、案外とスタスタ上れちゃったので拍子抜けしました。体力ついたなぁ。
境内に上がって御本殿に参拝したのち、御神馬の神幸号に会いに行きました。
明神様の「明」の字をもらって、通称アカリちゃんです。かわいい。蘆毛なので、年齢を重ねていくと白馬になるそうです。
いったん表門にまわります。右脇に「江戸国学発祥の地」の記念碑があることを示す標柱があるとのことですが、果たして?
石灯籠の影に隠れるような位置ですが、たしかにありました。
御本殿の右うしろに向かっていくと、銭形平次の碑があります。
そこから奥の方へ行くと、もうひとつ石碑があります。
題辞は「国学発祥の地」です。
国学発祥の地
今 東光 撰文
荷田東丸は 京都伏見稲荷社家に生る 通称羽倉斎本名信盛なり 元禄十三年三代将軍
家光五十年祭に勅使として 大炊御門前右大臣経光公中仙道経由日光及び江戸に下向の砌
り随行して江戸に出で 享保七年まで在府せり その間各所に講説し歌会を催し且つ多く
の門人を養へり その講席は当社神主芝崎邸にて後に東丸養子在満及び高弟浜松の人岡部
三四真淵もこの邸を借用せり 当時神主は芝崎宮内少輔好高 その男宮内大輔好寛その舎
弟豊後守好全の三代約百年に至れり 然も好全妻女は東丸の女直子なり されば芝崎神主
は歴代自ら学ぶと共に能く師東丸のために尽痺し学園の場を供して国学振興に寄与せり 師
東丸は門弟を訓ふる頗る懇切なりき 殊に元禄十五年 門弟の宗偏流茶人中島五郎作宗吾
等と密かに赤穂浪士のために計りて義挙を扶けしはその忠直の性を知るに足る この東丸
出でて吾が国学は加茂真淵 本居宣長と伝統して今日に至る 今その遺蹟に記して以て国
学の為に伝ふ
きょうは無事に石碑を撮ることができてよかったです。表門の前に並んだ甘酒屋さんで、厄除けに使う火打ち石を売っていたので、ひとつ買って帰りました。
それにしても、幕府が奨励した朱子学の聖地たる湯島聖堂は目と鼻の先です。この地で勃興した国学が、幕末には倒幕運動の思想的源流になっていくのだから、学問的あるいは思想的対立の大元は御近所にあったのですね。
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かなり「持ち歩くこと」に悩んでいます
病気する前は、カバンなんてどうでも良いと思っていました。開胸手術のあと、手に重い物を持つことが出来なくなり、さりとてリュックでは胸の手術痕が後ろに引っ張られて、これは相当に痛かったです。まあ、半年ほどで大丈夫になりましたけど、うしろに背負っていては交換レンズを取り出すのが億劫で、持っていながら使わないなんてことにもなりがちなので、あまり使わなくなりました。
しょっちゅう取り出すものは腰にぶら下げた釘袋に入れてみたこともありましたが、フタがないので雨の日に困るのと、丈夫な帆布製なのに意外や半年もたたずに擦り切れてしまい、諦めました。肩から掛けるカバンなら取り出しやすいけれども、つい中に入れるものを欲張りすぎて、重くなりがちなのが難点です。どうすれば良いのか、いまも悩み中です。
胸の手術痕のせいで、風があるときは傘が差せません。だから晴れたときしか使っていませんけれど、きのうはウエストバッグにもなるドラム型の布製バッグを使いました。
中味が重いと、ウエストバッグとして使うには無理があります。歩くたび実に不愉快な揺れ型をしてしまうのです。体力があれば気にもならなかったでしょうが、病身になってみると、そういう細かいところで不具合を感じやすくなりました。こんな具合に背負えば不快な揺れを感じません。また、身体と接する面積が、普通のリュックよりは小さいので、暑い時期に向いています。
カメラと交換レンズが入るので、けっこう重いです。
そして、肌身離さず持ち歩いている、命の綱みたいなものもあります。ことに胸に植え込んだICDという機械についての情報が記された手帳などは、まさに命の綱なのです。
心臓発作の際に「とにかく口に放り込め」と教えられた舌下錠です。医師にいわせると「おまもりがわり」なのだそうです。
ほぼ毎日のように使用しているミラーレス機と、望遠ズームです。
この小さいレンズでも、説明文に添える写真を撮るには充分なのですが……
なにか写真で表現したいとなると、このくらいの大きさのレンズが必要です。弘法筆を選ばずとはいいますが、このデジタル時代には、どうなんでしょうねぇ。
レンズ性能の違いが、表現力の決定的差ではないことを教えてやる!
などと息巻いてもですね……
この奥行きの表現は、小さい方のレンズじゃ無理なんですよ。
たまに雲が流れて太陽にかかって、しょっちゅう晴れたり曇ったりなんてときはサングラスをして雲の流れを見ます。けっして伊逹じゃありません。
これだけのモノを、いまは梅雨どき、雨に濡らさないように持ち歩くわけでして、なかなか悩ましいのです。合成皮革のカバンかなぁ、でも劣化が早いしなぁ、かといって本革の安いのは問題アリだし……。
大事なおしらせ
大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、交通文化連盟にて受け付けております。現時点では、いっさい例外はございません。それ以外の窓口への寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。
なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。御協力くださる方は、下記口座へ
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価値観がわかりません
きょうは群馬県館林市にある足尾鉱毒事件田中正造記念館へ。田中正造って、郷土史家の間ではかなりの人気者らしく、出身地である栃木県佐野市のほか、彼が活動した渡良瀬川流域の各地にも草の根的な研究団体があります。そのひとつが館林にあるというので、行ってきました。
正式名称は「NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館」であります。足尾も谷中村も栃木県で、出身地の佐野市も栃木県なので、なぜ群馬県館林市にあるのかなと思ってですね。
3年ぶりくらいで訪れた東武伊勢崎線館林駅は、新駅舎が出来ていました。趣ある旧駅舎が好きだったのになぁ。
と、思ったら、旧駅舎が残ってましたw アールデコ風のデザインです。
駅前のタヌキも健在です。おとなりの茂林寺駅は分福茶釜の故地ですからね。
旧城下町に入ると道が不自然に屈曲していたり、ここら辺に枡形でもあったかなぁ。
母屋は残ってないのに長屋門だけ残っていたり……シュールです。
そんな武家町の一画に、記念館の幟が見えました。
なかの展示パネルは手作りながら立派な内容でした。
目玉は、この庭先につくられた大型ジオラマですね。被災地が低湿地であったことや、群馬県側にも被害が大きく及んだことが、川の流れが立体的に表現されていることで、よくわかりました。
よくわからないのは価値観ですね。田中正造は資産らしいものはなにも残さず、住む家さえもなく、ほぼ無一文でなくなりました。葬儀には数万人が参列したというけれど「墓に布団はかけられず……」というじゃないですか。記念館では「彼なりにシアワセな最期だった」と説明していましたが、はたしてどうなんだろうなぁ?
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士族授産とアンパンと
江戸時代は、武士だといっても全員が役人だったわけではありません。無役で仕事がないままでも俸禄をもらう人だって少なからずいたのでした。それが御一新となりますと、士族も「働かざる者喰うべからず」ということになりました。仕事といったって、ろくに銭勘定も出来ないような武士が多かったので、士族の商法でスッテンテンなんてことにもなります。だからそんな士族のために産業を授けること=士族授産が明治時代の大命題でもありました。
こちらの御夫婦も、御亭主は江戸時代にはお役人さまだった方で、維新後は東京府職業授産所の事務職につきましたが、やがて御自身で御商売の道を開きました。パンの製造販売で大当たりした木村屋總本店の創業者であります。
こちらは東浅草の東禅寺というお寺さまです。
文化財に指定されるほどの立派なお地蔵様がおわしますが、きょうのところは木村安兵衛さんのことを御紹介します。
さすがに有名企業の創業者に相応しい、堂々たる台座のうえに、ちょこんと御夫妻で端座しておられまして、背筋が伸びた様子など、やはり元はお武家さまなのだなぁと感じました。
日本麺麭製造祖木村安兵衛并室文子之像
麺麭祖の由来
木村安兵衛翁は文化の末年(一八一七年)下総国河内郡長岡又兵衛の次男に生まれ長して茨城県北相馬郡川原代村木村家に入り長女文女(ブナ)を娶り青年時青雲の志を抱いて江戸に出て藤堂藩に仕官市内見廻役御蔵番等の役についていた。
明治維新に際し太政官出仕授産場の長を勤めていた伯父木村重義氏より入所者中に元長崎オランダ家敷にてパンの製法を習得した梅吉なる者の推薦を受けパン食の将来を先見し直ちに同氏を起用し明治二年(一八六九年)我国最初のパン店を東京芝日陰町に三男英三郎氏をして開業せしめたのである。
然るに創業時のハツプス種による食パンは当時の日本人には容易に受けいれられず経営も仲々困難を極めたが日夜克苦製品の研究に心血を注ぎ其間、初代英三郎氏四男儀四郎氏の協力を得て遂に明治六年(一八七三年)酒種酵母菌による日本独特のアンパンを考案したところ偶々日本人の嗜好に合致し怱ちその名声を博しえに依り我国にパン食普及の基を造ったのである。
爾来九十年代々門下の指導養成に勉め木村家の名はパン屋の代名詞とまで云われる迄に至った。
又文女(ブナ)は終始翁を扶けて創業時の苦難に堪え明治二十二年(一八八九年)翁の没後も克くその家名を保つと共に斯業の発展を図り明治三十年(一八九七年)四男儀四郎氏の継承を得て天寿を全うしたのである。
今度六代目総本店当主木村栄一氏によって始祖御夫妻の記念像再建せらるるに当り始祖の偉業は我々木村家一門の亀鑑として感銘深きは勿論広く業界後進の指針として永くその御遺徳を偲び此の碑文を刻んで茲に顕彰する次第である。
昭和三十四年五月九日
東京銀座木村家睦会
きょうは日射しがなかったので帽子なしです。その方が少しでも涼しいかと思ったのですが、なんとも蒸し暑かったですね。
心臓やられてますから暑さも大敵、噴霧器つきの携帯扇風機なんぞ持ち歩いてます。
木村屋といえばアンパンですものね。東日本橋の太田ベーカリーさんで、コシアンのを買って食べました。
焼きたては美味ですね。
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7月9日墓所公開レポート
梅雨の晴れ間とはいかず生憎の天気となりましたなか、今月も定例の第2土曜日に墓所公開を実施致しました。
インチキ和装です。この恰好をして那須へ行くのは、はじめてでした。なぜ、このスタイルかというとですね……
けっこう降ってたからなんです。
この笠なら両手があいて、なにかと便利なのです。なにせ、ちと事情があって、準備作業を一人でやらねばならなかったし、雨は降っていたし……。
毎月おいでいただく常連さまのほか、東京からお二人お越しでした。当ブログを御覧いただいているそうで、お話しを伺いますと遠い親類に当たる方たちでしたw
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四万六千回の祈りを捧げました
きょう7月10日は、特別な日です。
浅草のほおずき市の日ですけれども、ほおずき市は本来ついでのことなのです。
そもそもは、浅草寺さまの四万六千日の功徳日です。まえはもそっと控えめに「千日詣」と称して、一日一度ずつ千日お詣りしたのと同じ御利益があるといっていたようですが、いつしか四万六千日に御利益が拡大されております。一年365日で100年でも36500日と閏年の分が若干増えましても充分にお釣りがきますから、一生分は楽々カバーしちゃいます。
で、その観音様詣でについての記事を「大山巌墓所」のカテゴリーにしましたのは、かねて御紹介したとおり生前の大山巌は観世音菩薩を信仰していたからです。
葬儀は勅令による国葬でした。出雲大社東京分祠の神職によって営まれたことは、たいへんな栄誉ではありますが、子孫としては不憫にも思えるのです。
だから、浅草寺さまの四万六千日に、大山巌の代参のつもりで行って参りました。
大山巌の子である祖父の大山柏が愛した、残光の情景です。ちょっと先祖供養が出来たかな?
明日、墓所に関連する一部報道について、重要な告知をいたします。円満な解決に向かいつつあると認識しておりますが、こちらとして譲れないこともありますので、臨戦態勢が続いておりますことのみ、とりあえず御支援いただいている皆様に御報告します。
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